何もかもが嫌になる時

 

原因不明であるが、時々、何もかもが嫌になってしまって生きることを投げ出したくなってしまう瞬間がある。すごく久々にその感覚に襲われた。きっかけは昼寝をしたときに見た夢。大学4年生の時の夢。研究室に行かない日々を過ごし、友達から卒研と就職を心配された夢だった。もう一度、同じ道をたどりたいか。ふと、頭をよぎった自分への質問だった。同じ経験を二度は辛いかもしれない。どちらかというと違う道へそれてしまいたい。そう思った。私はこれから作っていく道を、通り過ぎた後振り返ってどう思うようになるのだろうか。自分がやってきたこと、経験したことに対して二度と経験したくないと思うようなことが起きるのだろうか。未来が不安になった。

 

調子が良くないとき、考えてしまう。やりたくない仕事を長時間やって何が楽しいのだろうか、と。客観的に、社会的に見たとき、私は仕事に恵まれているのかもしれない。社会的に見た自分と、自分の内側から見た自分はギャップが大きい。職場は周りの人に恵まれ良い環境だとは思う。しかし、仕事の達成感が薄く、給料はちゃんともらっているのにも関わらず満足できない自分がいる。ずっとここで同じことを繰り返すのかと、気が重くなって何もかもが嫌になってしまう。

 

多分、疲れているのだろう。頭をフル回転させながら日中の業務を回し、終業後にやっと自分の書類関係の仕事に取り組める。思い返せば、そんな日々が続いていた。気が付けば部屋には物が散乱し荒れていた。こんな時こそ、少し落ち着いて自分の気持ちや体調に耳を傾ける。何が不満だったのか、どうしたいのか、どんな休み方をしたらいいのか。。。

まだ、未来への不安は消えないけれど、自暴自棄になることだけは回避できたような気がする。